私たちは、ひとりで生きていけるほど強くはありません。
弱い私を見抜いてくださり、「いつでもあなたとともにある」と、はたらいてくださっているのが阿弥陀如来です。阿弥陀さまに支えられ、励まされながら90年の生涯を生き抜かれた親鸞聖人。聖人が伝えてくださった「南無阿弥陀仏」を依りどころに生きてゆく第一歩として受けさせていただく儀式、それを「帰敬式」といいます。
「帰敬式」を受けますと「釋◯◯」という法名をいただきます。「釋」の文字は、お釈迦さまの弟子(仏弟子)としていただく名前です。
お釈迦さまは「仏教」を開かれ、私が「仏になれる道」として「南無阿弥陀仏」を伝えてくださいました。阿弥陀さま(南無阿弥陀仏)は「決してあなたをひとりぼっちにすることはない」と誓い、すでに私のところへはたらいてくださっています。「私はひとりではなかった」という、よろこび・自覚を新たにする時、ご門主よりいただく名前が法名です。いのちが終わってからではなく、生きている「今」受式し、いただく名前が法名で、これが本来のあり方です。
この度の慶讃法要を機縁にぜひ帰敬式を受式し、心新たにお念仏をよろこぶ生活を送りましょう。
詳しくは尾崎別院までお問い合わせください。
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