ご案内の通り、6月17日(火)午後5時から当院において、「第2回尾つるちゃん食堂」が開店されました。
これは当院にご縁のある地元の若い方々の有志が、少子高齢化、人口減が顕著になり、どんどん寂しくなっていくこの地域を憂い、食を通して地域のコミュニティの活性化をしたいと思い、当院にて開催する「こども食堂」「地域食堂」です。
●「地域でつながる」を目的とし、多様な価値観や生き方が混在する世の中で、情報共有し、理解し合える地域づくりをしたい。
●地域のみんなが笑顔で暮らせる元気なまちづくりを目的とし、みんなの『居場所』となるような食堂にしたい
との熱い思いに、地域貢献、社会福祉貢献に力を入れる当院の思いを重ねて応援している活動であります。
主催者たちは、阪南市社会福祉協議会のご協力のもと、こども食堂や地域食堂について学び、自分たちで企画しチラシを配り、食材も生協さんから提供を受けながら、時には自分たちの持ち出しも厭わず、本気で熱心にこの地域の活性化を考えております。
☆主催者が考えた尾崎別院で開催する目的
・食を通して地域のコミュニティを深める
・人との情報交換の場を作り地域の活性化を目指す
・お寺を親しみのある場所にする
・日本の伝統的な食に対する考えやマナーをお寺を通して伝える
当日は、お母さんと一緒にお越しになられた方や、近隣の子どもたちも声を掛け合って来てくれました。
食前には輪番から「いただきます」という言葉に込められている「おかげ」と「めぐみ」についてほんの少しお話をして、みんなで美味しく食事を始めました、
中には、何杯もおかわりをする子もいて、終始わいわいとにぎやかに楽しい時間を過ごすことが出来ました。
主催者たちは、実際やってみて色々な課題が見つかったようで、まだまだ定着には長い道のりがあるかと思いますが、夢に向かって揺るぎのない気持ちで次を考えていました。
「他の子ども食堂さんのやり方を実際にお邪魔して勉強してみたい」「宣伝ちらしも今回はポスティングだけだったが、訪問して直接ご案内してみたらどうか」「来てくれた方々をいかに次も来ていただけるようにするのか」「子どもだけでなく、お年寄りの方にも来てもらいる食堂にしたい」など、終わってからも、すぐに帰ることなくしばらく意見を出しあっていました。
当院にとっても小さなご縁がご縁をつないで大きなうねりとなってきていることにワクワクしています。
お寺から発信する町おこし。居場所となるお寺。
楽しみです。
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