尾崎別院本堂内部には、内陣矢来間境の欄間(内陣と外陣の境の上部)に6体、内陣に2体配置されています。
内陣矢来間境の欄間(内陣と外陣の境の上部)の6体には、二十四孝彫刻が採用され、全て彩色が施されています。
二十四孝とは、、中国の書物に登場する、後世の範として孝行が特に優れた24人です。日本にも伝来し、仏閣等の建築物に人物図などが描かれており、御伽草子や寺子屋の教材にも採られているようです。二十四孝 – Wikipedia
今回ご紹介するのは内陣に向かって左から5つ目の蟇股です。
楊香はある時、父と山に行った際に虎が躍り出て、今にも二人を食べようとしました。楊香は虎が去るように願ったが、それが無理だとさとりました。すると楊香は、父が食べられないように「天の神よ、どうか私だけを食べて、父は助けてください」と懸命に願ったところ、虎が尻尾を巻いて逃げていき、父子共に命が助かりました。
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