尾崎別院は、時代はわかりませんが、その昔、善徳寺という小さなお寺でしたが、そのお寺は、後に焼失してしまいました。
その後、慶長3(1598)年、領主・桑山伊賀守(くわやまいがのもり)が家臣・石田次郎左衛門に命じて、11間四面の堂宇を建立し、その当時の本願寺の宗主第12代准如上人に寄進して尾崎御坊となりました。しかしその御坊も動乱の世にあって元禄13(1700)年11月、焼失してしまいました。
現在まで318年、ご門徒さまや地域の方々の心のよりどころとして、また泉南地域における伝道拠点として、多くのご参拝の方々をお迎えしてまいりました。
この錢高組さんは、大阪府大阪市に本店、東京都千代田区に本社を置く、同じ大阪市に本社を置く奥村組・竹中工務店・鴻池組・淺沼組と並ぶ在阪ゼネコンの一つです。
錢高組さんでは、毎年新入職員の研修の一環として、当別院を訪れていただいております。
新社会人としての門出に当たり、その会社の出発点に訪れ、肌でその歴史の重さを感じることは、大変貴重な経験であろうと思います。
新入職員の皆さまには、それぞれの場所で力を尽くしていただきたいと思います。
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