日本における雅楽の源泉は5世紀ごろにあり、その後仏教と深く結びついてきました。古くは752(天平勝宝4)年に行われた東大寺の大仏開眼供養会での演奏が有名です。このように雅楽は古来より大規模な法会で演奏されるなど、仏教における大切な文化とされてきました。
本願寺の法要において雅楽が依用され始めたのは、第12代宗主准如上人の時代とされています。以来、本願寺の法要は、雅楽抜きでは語ることのできないものとなっています。
この第12代准如上人は、尾崎別院の開基です。上人が好まれた雅楽の調べに乗せて創建当時のいにしえに思いを巡らし、400年以上の歴史を超えて護持されてきた別院を、門徒一同これからも永遠に護持していく思いを一層強めるご縁としたいと思っています。
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