去る8月22日(木)、当院におきまして夏休み最後の思い出「てらこやinおざきべついん」が開催されました。
これは、400年以上この地に根ざしたお寺で、地域の子どもたちを対象に、日常を離れ、様々な体験を通して、年代を超えて自主性・協調性を学ぶ場とすることを目的に開催されました。
またこの企画を通じて今後、家庭、学校にかわる「第3の居場所づくり」と「学習支援」を結びつけた「てらこやべついん」を継続的に実施出来るよう第一歩とするとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の目標に向けアクションを起こし、地域の社会福祉の寄与する開かれた寺院をめざすことも目的としています。
阪南市教育委員会のご協力を得てALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)4人が来てくれました。
※ALT:基本的には小学校や中学校、高校での英語の授業において、学級担任または教科担当教員の補助に当たる外国の先生
4つのグループに分かれてカードを使い、楽しく英語の学習をしました。
お昼ごはんはみんなで作るカレーライスです。ここでの指導や下準備は当院の仏教婦人会が担当してくれました。
子どもたちが、慣れない手つきで、恐る恐る材料を切ってくれました
煮込むのは、台所のかまど(へっついさん)
テーブルや食器を用意するのも子どもたち
盛り付けるのも、自分が食べられる量だけ自分で盛り付けます。
食後には朝早くから婦人会が冷やしてくれていたゼリーをいただきました。
最後には自分が使った食器は自分で洗いました。
この時には、公務の合間を縫って、阪南市長、副市長、理事、教育長、尾崎小学校教頭、市民活動センター夢プラザセンター長の皆さんが視察に訪れてくださいました。
もちろん自分のことはすべて自分でしていただきました。
昼からは2グループに分かれて、コマ回し、けん玉、竹とんぼなどの「むかし遊び」と透明のプラスチック板に好きな絵をかいてオーブンなどで熱を加えて作る「プラバンキーホルダー作り」を行いました
まず一度、全員で集まって昔遊びを指導してくれる先生(当院ご門徒さま)のデモンストレーションを見させていただきました。
その後それぞれ分かれてかわり番こで楽しい時間を過ごしました
最後に輪番から、短い仏さまのお話しを聞いてもらい無事終わることができました。
◯この度のてらこや企画については、初めての取り組みで、どれほどのことができるかわかりませんでしたので、まずは子どもたちの安全安心を一番に考え、当院が所在する小学校校区であります「尾崎小学校」にご協力を依頼し、在校児童さんを対象に少人数にて実施させていただきました。今後、広く当院ご門徒さまにもご案内できますよう、今回の経験を活かしていきたいと存じますのでご理解ください。
◯参加者には参加費500円をお預かりいたしました。これはすべて本願寺が推進する、社会の中で弱い立場にある子どもたちを支援し、その笑顔が広がるために開設された「子どもたちの笑顔のために募金」にお届けさえていただきます。
子どもたちの参加費とスタッフ関係者からの募金総額は17,000円となりました。
◯実施にかかる経費はすべて、本山本願寺が、従来の門信徒をはじめ、これまで仏教や浄土真宗のみ教えに親しみのなかった方にもご縁を結んでいただくことによりの活性化を図ることを目的とした行事等に対して支出してくれる助成金を充てさせていただきました。
この企画の趣旨に賛同してくださったみなさん
笑がおの会のみなさん
尾崎別院仏教婦人会のみなさん
尾崎小学校
4人のALTのみなさん
市長
副市長
理事
教育長
教育委員会
市民活動センター夢プラザセンター長
阪南市社会福祉協議会
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